第18回兵庫県小児保健協会総会
日 時 平成13年8月4日(土)13:30〜17:00
場 所 神戸市医師会館 4F大ホール
総 会 (13:30〜13:50)
1、会長挨拶
2、平成12年度事業報告及び収支決算について
3、平成13年度事業計画及び収支予算について
4、その他
主 催
兵庫県小児保健協会
後 援
兵 庫 県・神 戸
市・兵庫県教育委員会・神戸市教育委員会・兵庫県医師会・兵庫県歯科医師会・日本小児科学会兵庫県地方会・兵庫県小児科医会・
兵庫県看護協会・兵庫県養護教諭研究会連盟・兵庫県薬剤師会
-
シンポジウム(13:50〜15:50)
<新しい世紀の子どもの健康を考える>
|
司 会:
|
平尾 敬男(兵庫県立塚口病院院長)
|
|
谷郷 悦子(武庫川女子大学食物栄養学科)
|
わが国の年間出生数はこの数年、120万人前後で推移し、前世紀第2次世界大戦後の260万人台の半分となっており、このような少子化の状況で迎えた新しい世紀では、より一層心身共に健全な子どもを育てることが重要となる。前世紀が“身体の健康”が主な世紀とすれば、今世紀は“身体の健康”よりも“心の健康”が主な世紀と言えるであろう。このことを踏まえ、新しい世紀の子どもの健康を各職種のシンポジストに論じてもらい考えていきたい。
------------------------------------------------------------------------
- 1 −
年齢に応じた食(栄養)教育の実践 −
- 山 村 瑩 子(兵庫県栄養士会副会長)
-
- 子どもひとり一人が将来の生活習慣病予防のために、自分で健康管理ができる力を育てることが大切である。学級活動の時間等に、おやつの選び方(糖分・塩分・油分・合成着色料等の実験)や生産活動で大豆の栽培から豆腐・味噌作り、パソコン授業で栄養診断等、様々な指導を、幼児から中学生まで行った。
- その結果、系統的に学習を積み上げた子どもは、食の関心が高まり実践につながった。教育の効果を上げるためには、保護者・教師・行政・学校医・地域等の連携と施策が一層必要であると考える。
------------------------------------------------------------------------
- 2 −
自分の心と体と対峙できる健康教育へ −
- 岡脇 由里子(西宮市立大社小学校養護教諭)
テレビをつけると、健康の事をテーマに取り上げる番組がない日がないと言っていいくらい、健康関連番組が花盛りの昨今である。『健康』『健康』と叫ばれ、健康でない状態に対して恐怖さえ感じることがある。正常値神話(数値で計る、分かる健康状態)ともいうべき現状から、自分の体を自分で体感できる子への育成が大切であると考える。今まで学校で行ってきた、保健指導の基盤を大切にしつつ、自らの心や体と対峙し、自らが健康に対して、良い意志決定ができる子の育成に繋がるような教育活動を展開していかなければならない。そのためには、ヘルスプロモーションの考え方を導入した健康教育への転換が必要であると考えている。
------------------------------------------------------------------------
- 3 −
親業講座(虐待予防のための育児セミナー)を開催して−
- 内野 栄子(神戸市西区保健部保健相談係長)
育児の負担や不安のサイン(子育てがつらい、子どもをかわいいと思えない等)を示す親や乳幼児健診などの機会を通じて早期に把握し、深刻な児童虐待に陥る事前の予防を図ることを目的とし、コモンセンスペアレンティング(アメリカで開発された親指導のプログラム)の手法を習得したトレーナーと保健婦が共同して子育てに対する親の心の問題にスポットをあてた講座を実施した。
------------------------------------------------------------------------
- 4 − 保育現場から
−
- 田中 純子(ちびくろ保育園主任保育士)
-
- 幼い子どもたちが、かけがえのない時を、それぞれの時にふさわしい豊かな「遊び」の場と仲間を保障したいと、小さな保育園を始めて28年になります。
- 今、幼い子どもたちと日々生活を共にする者として「子どもたちの健康な育ち」を考える時、不安で一杯です。子どもたちの育ちに欠くことの出来ない環境の全て(家庭、自然環境、価値観__)に問題は山積しています。そんな中で、こだわりつつ、悩みつつの、保育のお話が出来たらと思っています。
------------------------------------------------------------------------
特別講演(16:00〜17:00)
<スキンシップは愛のメッセージ>
|
講 師:
|
- 松尾 恒子(甲南大学教授 人間科学研究科科長)
|
|
座 長:
|
中村 肇(兵庫県小児保健協会 会長 神戸大学医学部小児科学講座教授)
|
- 産まれてまもなくから赤ちゃんはお母さんに抱っこされます。幸せな赤ちゃんは、誕生直後にお母さんに抱っこされることもあるでしょう。そして、この抱っこはお母さんにとっても赤ちゃんにとっても、それぞれに基本的に大切なものを育てると考えられています。勿論、お乳をもらう時にも、泣いてぐずっている時にも、また眠りにつく時にもたいていのお母さんは赤ちゃんを抱っこします。
- お母さんの腕の中が赤ちゃんの安全基地となり、赤ちゃんは愛着行動を育て、自分は確かな存在であり、また世界は安心したものであるという感覚を育ててゆきます。ですから、赤ちゃんの時の抱っこはとても大切なことなのです。あまりお母さんに抱っこされないで育った子どもは、自信を育てることができず情緒不安定になります。そして成長の過程でさまざまな問題を起こすようになり、時には大人になるまでひきずっていくこともあります。
- 母子関係あるいは家族関係におけるスキンシップの効用について具体的にお話しします。
------------------------------------------------------------------------
このページのTOPに戻る
|