周産期医療センター10年間のあゆみ

病院事業管理者ご挨拶

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県立こども病院周産期医療センター10周年を迎えて

病院事業管理者 後藤 武

 周産期医療センターは、超未熟児、外科系異常などのハイリスク児および切迫流早産、多胎妊娠などのハイリスク妊婦の救命を図るため、平成6年10月に開設され、出生体重1,000g未満の超低出生体重児の救命率の高さなど全国トップクラスの高度な周産期医療を提供しております。
 この10年間、数多くの尊い命を救って来られたのも、患者さんにより良質な医療を提供しようという医師や看護師など医療スタッフのたゆまぬ努力とチームワークの賜と高く評価するとともに大変誇りに思っております。
 さて、兵庫県における平成14年度の合計特殊出生率(女性1人が生涯に生む子どもの平均数)が1.29人となるなど、少子化の問題はますます深刻化しています。
 国では、この少子化の問題に対し「新エンジェルプラン」「健やか親子21」など、安心して子育てができる社会を実現するため周産期医療ネットワークの整備をはじめとする具体的な取組みが進められているところです。
 さらに、兵庫県においても「“すこやかひょうご”子ども未来プラン」を策定し、だれもが安心して子どもを生み育て、生まれてきた子どもが健やかに成長する社会の実現をめざして、総合的な少子化対策を推進しているところです。その具体的な施策のひとつである周産期医医療体制の整備充実の取組みにおいては、当センターを核とした医療提供により、周産期死亡率や乳児死亡率の低減が図られるなど、大きな成果があがっていることから、今後も周産期医療の中核施設として当センターの果たすべき役割に県民から大きな期待が寄せられていくものと自負しております。

 また、わが病院事業では、県民に安全で安心できる医療を提供していくため、病院構造改革を推進しており、この中で周産期医療を含めた成育医療の一層の充実についても検討を進めているところです。
 「子どもは社会の宝物」であり、この宝物がより輝きを増すためにも、母子ともに健やかであることの大切さは言うまでもありません。県立こども病院の周産期医療センターが周産期医療の中核施設として、1人でも多くの尊い命を救うため、今後とも高度専門医療の提供に努め、県民の期待に応えてまいりたいと考えています。


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