周産期医療センター10年間のあゆみ

産科の診療10年間の歩み-5

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産科の診療10年間の歩み

産科   大橋正伸、 原田明、 佐本崇、 石原尚徳、 新谷潔、 近田恵理、 猿渡由美子

 緊急母体搬送依頼件数は延べ3005件あり、うち2252件を受け入れた。しかし807件は産科病棟もしくは新生児科病棟が満床のため受け入れ不能であった。受け入れ不能率は平均26%になる(表5)。

とくにこの3年来、受け入れ不能率が毎年10%づつ増加してきていることに脅威を感じている。平成15年には38%に達しており、もはや受け入れ能力の限界に近づいたと考えられる。


(表5) 緊急母体搬送依頼受け入れ状況


依頼件数

受入件数

受け入れ
不可件数

受け入れ
不可率

備考

6 年

66

54

12

18%

10月開設(産科22床, NICU12床、GCU30床)

7 年

240

202

38

16%

阪神淡路大震災

8 年

312

236

76

24%

 

9 年

340

229

111

33%

 

10 年

324

219

105

32%

 

11 年

326

271

55

17%

増床(産科22床, NICU15床、GCU35床)

12 年

362

262

100

28%

総合周産期センターの指定を受ける

13 年

328

268

60

18%

 

14 年

394

284

110

28%

 

15 年

367

227

140

38%

 

3059

2252

807

26%

 


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