卒煙外来について
〜兵庫県立こども病院になぜ卒煙外来を開設したか〜

日本での喫煙率は、成人では減少傾向にありますが、驚くことに未成年者では増加傾向にあります。
喫煙者の80〜90%が、未成年のうちから吸いはじめています。


2002年度の全国調査によると、中学3年生が、

・「喫煙したことがある」

男子 55.7%

女子 36.7%

・「毎日喫煙する」

男子 25.9%

女子 8.2%


【喫煙の動機】

これら未成年喫煙者は非行歴のある「問題児」に限ったことではなく、普通の子どもたちが好奇心から吸っている。

「何となく」、「友達から勧められて」、「かっこいいと思った」という本当に些細なことから。

子どもは、脳や体が柔軟で薬物の影響を受けやすいため、吸い始めから短期間で依存状態に陥る

しかし、彼らは、当初は自分の意志で吸っているが、その後の多くはニコチン依存状態で止められなくなってしまっている。

このような未成年喫煙者に対する家族・学校での対応は、叱責や謹慎処分などになってしまっている

このような対応では、子供に禁煙させるには限界がある。



【なぜ、卒煙外来を開設したか】

最近では成人対象の禁煙外来を、未成年者が受診するケースが増加している。

しかし、成人対象の禁煙外来を受診するのには抵抗があり、その躊躇がよりニコチンへの依存性を高めている。

自分でタバコを止められなくて苦しんでいる子どもたちは多い。

このような子どもたちが禁煙治療を気軽に受けられる窓口を平成17年1月から開設した。



対象者

18歳以下

実施日時

毎週水曜日午後(完全予約制)

担当

永瀬裕朗 医師

◆予約先(連絡先)

地域医療連携室・外来予約センター

TEL(078)732-6961  FAX(078)732-6980

E-mail: chiiki_kch@hp.pref.hyogo.jp



【診療内容】

カウンセリング

タバコの健康被害についての解説

貼り薬ニコチンパッチでの治療。
(小児では大人と異なり、治療を受けた大半が一週間前後でニコチン依存症かた抜け出している)

資料説明



子どもに煙を吸わせると・・・・・

 

@乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因に

A喘息・呼吸器疾患・中耳炎・・の原因に

B病気入院が増える

C身長の伸びが悪くなる

D視力が落ちる

E知能の発達が劣る