RB不成功例、あるいは乳児期以降に発見された先天股脱に対して行います。これも様々な方法が報告されていますが我々はまず1週間水平牽引を行い、次の1週間は開排位で牽引を行います。その後全身麻酔下に徒手整復を行いその安定性、および同時に行った関節造影の所見を参考にギプスを巻くかどうかを判断します。当院での整復率は約80%です。
前述した保存的療法で整復の得られない症例、および未治療の年長児に対して適応となります。整復障害因子となっている関節内外の問題点を観血的に治療します。
脱臼整復後に残存する亜脱臼、臼蓋形成不全を放置すると二次性の変形性股関節症の原因になり得ます。よって関節の発育をより正常のパターンにのせるために補正手術が必要になる場合があります。代表的な手術方法としてソルター骨盤骨切り術があります。当院では現在までに300件以上のソルター骨盤骨切り術を行い良好な成績を得ています。