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◆疾患と症例◆
O脚
5-1 原因

様々な原因が考えられますが最も多いのは生理的O脚です。基本的にこどもは立位をとりだしたとき皆O脚です。歩行開始頃からまっすぐな下肢をしているこどもはいません。だいたい2歳前後でまっすぐになります。3-4歳で今度はX脚が強くなります。その後徐々にX脚が改善し6-7歳でほぼ一定になります。ほとんどのこどもは程度の差はあれどもこの経過をたどります。理想的な下肢のアラインメントは軽いX脚であるといわれています。これは荷重線がちょうど膝の真ん中を通り膝の軟骨を痛める可能性が最も少ないからです。

生理的O脚以外に骨系統疾患、ブラウント病、くる病などでもおこってきます。

6-2 治療

生理的O脚の場合基本的に治療は必要ないとされています。O脚のこどもはO脚で歩かすことによってO脚が治るとされています。

ブラウント病の場合も軽度であれば自然軽快する可能性があります。治療法としてまずは装具による保存的療法が選択されます。当科では短下肢装具を用いています。それでも改善なければ手術も考慮に入れます。3歳頃までにどれだけ改善してくれるかがポイントになるのではないかと考えています。いずれにしても脛骨近位内側の成長軟骨帯が完全に傷害されれば治療は困難となります。

くる病の場合まずは内科的治療が優先されます。当院代謝内科にて内科的治療を行っています。平行して程度に応じて装具療法を行います。変形が遺残すれば手術を考慮に入れます。

骨系統疾患によるO脚の場合、その原疾患によって対応は変わりますがやはり変形が遺残すれば矯正骨切り術などが必要になります。

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