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◆疾患と症例◆

どのような疾患が対象なのか?
 当科で診療している疾患は大人と違い、小児に特有の主に生まれつきの病気(先天性)や発育段階においての異常の場合が対象となります。具体的な例を挙げると先天性内反足、先天性股関節脱臼、筋性斜頸、合指症、多指症、様々な骨系統疾患、骨軟部腫瘍、歩容異常、X脚、O脚、側弯症など、他に小児の骨折なども対象となります。
患者さん(両親)の訴えとしては
『歩き方が他の周りの子と比べておかしい』
『一ヶ月検診で股の開きが悪いと言われた』
『最近膝のところにできものができ痛がっている』
『親指が曲がったまま伸びない』・・・・などです。

どのような治療をするのか?
 基本的にケースバイケースで対応することとなります。一般的には小児の場合には保存的治療が主流となり大人に比較して手術的治療が選択されることは少ないです。小児整形外科の三大疾患といわれている筋性斜頚、先天性内反足、先天性股関節脱臼はいずれもまず保存的治療が選択されます。これらの疾患に関しては当院開院以来多くのデーターの蓄積がありこれらを基に治療方針を決めております。しかしながらそれでも手術が必要な患者さんはいます。難治性の内反足、保存的に整復不能な股関節脱臼などです。夏休みを利用して脚延長や矯正骨切り術を行う学童期のこどもさんも数多くおられます。年間の手術件数は約200件前後です。いずれも患者さんとのインフォームドコンセントを重要と考え充分に納得していただいたうえで治療を行うこととしています。


新生児から思春期に至る先天的および後天的(外傷などによる)な運動器疾患すべてを治療対象としています。

疾患 内 容
股関節疾患 先天性股関節脱臼、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、一過性股関節炎など
足部疾患 先天性内反足、麻痺性足部変形、外反扁平足など
下肢疾患 O脚、X脚、内旋位歩行、脚長差、骨系統疾患に伴う下肢アラインメント以上など
先天奇形 多指(趾)症、合指(趾)症、腓骨列形成不全、脛骨列形成不全、内反手など
麻痺性疾患 二分脊椎、脳性麻痺など
脊椎疾患 筋性斜頚、特発性側弯症、先天性側弯症、麻痺性側弯症など
炎症性疾患 化膿性関節炎、化膿性骨髄炎など
腫瘍性疾患 骨肉腫、外骨腫、ガングリオンなど
外傷性疾患 骨折、脱臼
自己免疫疾患 若年性関節リューマチなど
◆診療実績◆

2005年の手術件数は日帰り手術を含めて216件でした。

病名 術式 手術数
斜頚 切腱術 3
環軸椎不安定症  固定術   2
側弯症 矯正術など
その他脊椎         矯正術   1
先天性股関節脱臼 観血的整復術
股遺残亜脱臼 ソルター
ペルテス病 大腿骨内反骨切り
骨頭すべり ピンニング
骨きり術 1
麻痺性股関節脱臼 大腿骨骨きり術など
その他の股関節疾患          骨切り術など   1
習慣性膝蓋骨脱臼 観血整復 1
先天性内反足 後方解離
アキレス腱切腱(Ponseti) 18
距骨下関節全周解離など 6
麻痺性変形 ATL
後内方解離など 9
下腿変形など 1
腱移行
脛骨列形成不全 足関節形成術
その他足部変形 矯正術 3
陳旧性モンテジア 矯正術 1
内反肘 矯正術 2
橈側列形成不全 矯正・延長 1
下肢変形 矯正術(創外固定) 3
脚長差 脚延長 5
絞扼輪症候群  形成術 0
上腕骨外顆骨折  整復固定術 2
上腕骨顆上骨折 整復固定術 6
大腿骨骨折 整復固定術 0
肘頭骨折 骨接合術 2
その他骨折 整復固定術 11
腱断裂 腱縫合 0
化膿性関節炎など 病巣掻爬 6
腫瘍 4
軟部 1
多・合指(趾)症 余剰指(趾)切除 19
指(趾)間形成 17
瘢痕拘縮 形成術 2
剛直母指 腱鞘切開 11
抜釘
(内反足術後も)
27
その他 19
合計 217
◆小児整形外科の三大疾患◆

以下小児整形外科の疾患について簡単に述べます。

先天性股関節脱臼 先天性内反足 先天性筋性斜頚  脚長差(2003/4/20)
O脚(2003/4/20)

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