看護部のご案内
看護師のキャリア開発ラダー(はしご)
   
■ 教育理念
県立こども病院理念・看護部理念に基づき、患者・家族を尊重した質の高い看護サービス提供できる人材を育成する。
■ 目的
1. 県立こども病院の果たす役割を理解し、組織の一員としての自覚を深め行動できるように育成する
2. 看護の対象である母子のニーズを的確に把握し、安全で安楽な質の高い看護を提供できる。
3. 県立病院看護師キャリア開発ラダーを活用し、個々人の学習ニーズと目標を尊重した学習機会を提供する。
■ 目標
1.

周産期及び小児医療の看護職員として、役割と責任を自覚して行動できる。

2.

医療の動向に目を向け今日的な専門知識・技術を修得し臨床看護能力を高める。

3.

患者・家族・医療チームメンバー間との望ましいコミュニュケーションを図るための能力を養う。

4.

問題解決能力を高め、医療チームの中でリーダーシップを発揮できる能力を養う。

5. 母子看護の専門領域における実践能力を高め主体的に行動できる。
6. 看護実践研究をとおして、母子看護の専門性、看護ケアの質向上を図る。
 
■ 教育体制
こども病院看護部ラダーは以下のようになっております。
このラダーに沿って各レベルの教育がOJT/OffJTとして行われています。

OffJTの研修プログラムは以下のようになります

こども病院における看護実践到達目標(2002.5.作成)
基礎研修
母子フォローアップ
役割課題別研修

【 こども病院における看護実践到達目標 】(2002.5.作成)

評価項目:臨床看護実践能力

レベルT(卒後1年目)

<目標>
1、こども観(人間観)を育成し、患者の権利を守り、個を尊重した看護実践ができる
2、所属での正確な知識・技術を修得し、先輩の助言・指導を受けながら患者に安全な基本的看護サービスを提供できる。
3、社会人・組織人としての自覚をもち職業人としての自立を目指す。

<看護倫理領域>
・「看護師の倫理規定」を理解している。
・臨床の場で感じる倫理ジレンマを看護チームの中で表出することができる。

看護実践能力

マネジメント能力

人間関係能力

教育研究能力

1) 患者・家族の問題解決に向けて意図的に 情報収集できる

1) 受け持ち看護師としての役割、メンバーナースとしての役割を認識して行動できる。

1) 看護実践の遂行や自己の成長の為に、同僚・ 先輩・看護長の支援を受けることができる。

1) 院内・看護単位で行われる教育計画に参加 し、課題達成できる。

2) 患者・家族の問題をアセスメントし、解決に 向けての看護実践ができる。

2) 看護業務の優先度が解り、一日の行動計画 を立案し行動できる。

2) 患者・家族・その他の医療チームのメンバーとポジティブなコミュニケーションを図ることができる。

2) 所属の看護単位の特徴的な知識・技術を主体的に学習できる。

3) 日常の基礎的看護技術の知識・技術・態度 を支援を受けながら安全・確実に実施できる。

3) 日常の看護実践を遂行する中で、問題提起 できる。

3) 自己の学習ニーズを明確にし、学習目標を 設定できる。

4) 緊急時は指示を受けながら実施できる。

4) 受け持ち看護師として学生に関わることができる。

5) 看護単位、所属看護チームのカンファレンス に積極的に参加できる。

レベルU 前半 (卒後2から3年目)

<目標>
1、日常の看護実践において主体的に看護判断し、リアルタイムに看護サービスを提供できると共に、必要時援助を求めることができる。
2、看護チーム内で、主体的にメンバーシップを発揮できる。

<看護倫理領域>
・「看護師の倫理規定」を理解している。
・臨床の場で感じる倫理ジレンマを看護チームの中で表出することができる。

看護実践能力

マネジメント能力

人間関係能力

教育研究能力

1) 個別性を踏まえた問題解決思考ができ、適切な看護サービスが提供できる。

1) メンバーの役割を理解し、メンバーシップを発揮できる。

1) 患者・家族に共感的理解を示し、職業人として の立場を保ちながら、患者・家族と良い人間 関係を築くことができる。

1) 看護単位の学習会を企画し、実践できる。

2) 事例を通して、自己の看護観を明確にできる。

2) 必要な情報をチームに提供できる。

2) メンバーの役割を理解し、行動できる。

3) 支援を受けながら、緊急時の対応ができる。

3) リーダーの役割を理解する。

2) 看護チームの一員として、医療チームの役割 を理解し、チーム機能を活用できる。 

3) 後輩・学生に対し、プリセプターの役割を取ることができる。 

4) 自己の課題に取り組むことができる。

5) 看護単位の環境や物品管理に気を配り、 建設的提案ができる。

レベルU 後半 (卒後3年目)

<目標>
1、日々の看護実践において、チームリーダーの役割を果たすことができる。
2、自己のキャリア開発に責任を持つことができる(自己のキャリアの方向性を見出すことができる。)
3、時代と共に進歩する看護水準を理解し、所属の看護単位のケア内容を評価することができる。

<看護倫理領域>
・看護師の倫理規定に基づき、倫理的問題について考えることができる。
・臨床の場で遭遇する倫理的問題について、その背景を考え、価値の対立に気づくことができる。

看護実践能力

マネジメント能力

人間関係能力

教育研究能力

1) 患者の家族を含めた問題解決思考ができ、適切な看護サービスの提供と評価ができる。

1) リーダーの役割を果たすことができる。

1) 看護の継続性、連携を図るために、医療チームと協働できる。

1) 看護単位の一部の学習計画と実践・評価できる。(マニュアルの修正、手順の見直しなど)

2) アセスメント能力を高め、フィードバックを 得ながら、継続した看護展開ができる。

2) 看護実践を経済的視点から考察できる。
(診療点数・医療材料・マンパワー・時間 ・情報などの有効活用ができる。)

2) 学生指導をすることができる。

3) 緊急事態を予測し行動できる。 夜勤時は、 後輩指導しながら行動できる。

3) 母子看護の専門性を高めるために、意図的 に自己学習することができる。

3) 社会のニーズに対応した看護サービスの提供ができる。

4) 自己の臨床経験を概念化して、後輩に伝えることができる。

4) 所属の看護単位の問題に気づき、現状分析 分析し、解決策を考えることができる。

5) 臨床における看護研究の意義を理解し、研究メンバーの一員として参加する。

レベルV (中堅・リーダー卒後4〜6年目)

<目標>
1、一人の看護チームの構成員として、チーム医療ができる。
2、専門看護師として、役割モデルとなり、専門性を発揮できる。
3、後輩・看護学生に対して、指導的にかかわれる。
4、専門性を追求した看護の実践ができる。

<看護倫理領域>
・臨床の場で遭遇する倫理問題について、問題を整理し考えることができる。
・日常の看護業務において、自らの責任を明確にし、主体的に行動することができる。

看護実践能力

マネジメント能力

人間関係能力

教育研究能力

1) 確かな看護技術が提供でき、自分が行った 看護について責任が持てる。

1) リーダーの役割を自覚し、リーダーシップを 発揮できる。

1) チームメンバー間の人間関係を調整し、チームの活性化を図ることができる。

1) 学生や後輩の個別性を活かし、継続性のある指導ができる。

2) 院内感染対策を率先して取り組むことができる。

2) 看護部門の方向性を理解しながら、看護単位の目的、目標達成を評価できる。

2) 小児専門看護師として、患児・家族の意志決 定を助け、医師との関係調整ができる。

2) 臨床における看護研究の意義を理解し、研究メンバーの一員として主体的に参加できる。

3) 医療事故防止に努め、後輩の指導ができる。

3) 設備・消耗品などの使用方法を知り、病棟内で経費を最小限にする工夫や改善ができる。

3) 看護の継続性と連携を図るため医療チーム と協働できる。

4) 創意・工夫した看護実践ができる。

4) 時間管理の技術を開発して、効率よく作業を 行い、最良の看護ケアが提供できる。
(タイムマネージメント)

5) 突然発生した事態を冷静に判断し、柔軟に行動できる。
(リスクマネージメント)  

レベルW (エキスパート卒後7年目〜)

<目標>
1、看護単位における課題を明確にし、目標を示しながら管理行動がとれる。
2、看護単位における教育的役割がとれる。
3、管理及び看護の専門分野における研究開発を行い、変革の推進者となれる。
4、小児専門看護師としての自律を目指すことができる。

<看護倫理領域>
・臨床で遭遇する倫理的問題について、関係するそれぞれの立場の人の考え方や倫理観を聴き、受け入れ(話し合うことによって)看護師に期待される対応について考え、方法を選択することができる。
・自らの意思決定と行動に誇りを持ち、責任を負うことができる。

看護実践能力

マネジメント能力

人間関係能力

教育研究能力

1) 新しい看護情報を活用し、新しい看護技術の提供の推進者になれる。

1) 病棟・看護チームの問題を明確に目標設定 し、解決へ努力できる。

1) 患者・家族・医療チームと良い関係がとれる。

1) 教育計画を立案し、リーダーシップを発揮 して推進できる。

2) 関連部門との連携を築き、諸体制を活用して、意見集約しながら問題解決できる。

2) 全体の状況を瞬時に捉え、判断と同時に行動がとれる。

2) 看護業務に責任を持ち、業務改善を推進できる。

2) 積極的に自己のキャリアを開発し、能力を高めることができる。

3) 創造性・意図的な実践から、さらに学習し、成長できる。

3) 医療の経済性について関心が高く、 人・もの・時間について管理ができる。

4) 病院組織全体を理解し、医療チームとの調整ができる。

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