看 護

 日帰り手術は入院手術と違い手術前日の検査・診察から手術当日と病院で過ごす時間が短く、お子さんや御家族が看護師と接する機会は少ないですが、術前よりコミュニケーションの場を持ちいろいろな工夫を行いお子さんや御両親の不安や緊張を和らげ手術にのぞんで頂けるように努めています。
手術前日から手術当日、術後と出来る限り同じ看護師が継続して付き添い、安心頂けるようにしています。お子さんの不安感や恐怖感を取り除く為に以下の工夫をしています。
手術前日の説明では、人形による説明ビデオを使用しお子さんに興味を持って見て頂き、手術室の様子や一日の流れを目で見て理解できる様にしています。ビデオの後に実際のモニターに触れ感触や痛くないことを理解し、次に麻酔マスクを装着し深呼吸練習を行い慣れて頂きます。モニター機器にはキャラクターの指人形を付けたり、麻酔ガスには果物の香りを添加しお子さんの不快感を軽減しています。術前練習時にはお子さんの好きな指人形、好きな果物の香りを選んで頂き希望どおり用意しておく事を約束し、お子さんの興味を誘い良いコミュニケーションが取れるように心がけています。
 待合室、手術室内には動物シールやキャラクターなどを使用した環境作りに努めています。ベッド上にはキャラクターの絵付き枕カバーを掛け気に入った枕を使用し、天井に見える手術用ライトには、動物シールを貼り知っている動物を探しながらお子さんの気をそらせるようにしています。
手術室入室時にはお父さんまたはお母さんのどちらかが付き添って入室し、麻酔がかかるまで居て頂けますから、お子さんの恐怖心や不安感を和らげます。また御両親は手術室の様子がわかり、お子さんと麻酔がかかるまで一緒に付き添え、一人にしないという安心感があります。
 手術終了後はお子さんと眠っている状態で対面して頂きますから、手術前から手術後とお子さんには御両親との分離不安を与えません。
術前や術後退院までの間、待合室やリカバリー室にはおもちゃや絵本、ビデオを用意していますから、遊びながら御両親とゆっくりと過ごして頂けます。
帰宅後の生活はパンフレットをお渡しし、看護師が注意点や対処方法など詳しく説明し、24時間いつでも電話対応出来るシステムとなっていますから手術後も安心し帰宅して頂けます。また帰宅時のお子さんの状態によっては、夜に病院より電話訪問しお子さんの状態を確認させて頂きます。手術翌日は全てのご家庭に対し病院より電話訪問し、お子さんの様子を確認後、必要があれば指示し、心配なことや疑問点など医師、看護師がお答えしますから帰宅後も心配いりません。手術翌日診察のあるお子さんは、家庭でのチェックリストをお渡しし、翌日診察に持って来て頂きますから外来と手術室とで連携して状態を確認しています。手術後お子さんの状態により入院となった場合は病棟との連絡を行い、入院から退院後まで継続してお子さんの状態を確認させて頂きます。
日帰り手術でも入院手術でも、看護・管理体制に違いはありませんから安心して手術を受けて頂けると思います。