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2003.6.19.
兵庫県立こども病院 平成16年度小児科研修医募集要項
平成16年度から新しい臨床研修制度が発足し、必須化されます。
兵庫県では、4つの県立の総合病院、県立尼崎病院、県立西宮病院、県立淡路病院、県立柏原病院が管理型病院として研修医の受け入れを行います。
本院は、小児専門病院という特殊性から、これら4つの県立病院の協力型病院としての機能を担うことになり、選択科目として3か月及び6か月の小児科研修プログラムを準備しています。
本院での小児科臨床研修を希望される方は、予め管理型病院との調整を必要としますので、研修指導責任医師 上谷良行までご連絡下さい。
臨床研修に関する問い合わせ先:
研修指導責任医 上谷良行 電話078-732-6961 FAX 078-735-0910 E mail uetani_kch@hp.pref.hyogo.jp
【 小児科臨床研修プログラム 】
・
本院の研修カリキュラムの特徴
選択研修 6か月コース
小児科臨床研修の目標
外科系選択プログラム
小児科研修指導医師
小児科臨床研修評価表
必須研修 3か月コース
◆ 本院の研修カリキュラムの特徴
本院は、内科系、外科系のすべての診療科を擁する小児専門の総合医療施設として機能しています。昨年10月からは、県下の三次小児救急医療施設として活動しています。
― 本院の小児科臨床研修カリキュラムの特徴 ―
1.
小児救急を通じて小児科プライマリーケアを習得できます。
2.
小児内科系では、各専門分野ごとに症例を経験できます。
3.
小児外科系の診療科、小児麻酔科、小児放射線科などのプログラムを選択できます。
4.
正常新生児から病的新生児、極低出生体重児まで経験できます。
◆ 小児科臨床研修の目標
外来部門・一般病棟部門・周産期医療センターにおいて指導医のもと、小児を診る上での考え方、小児特有の診断法及び処置法を身につける。具体的には低出生体重児・新生児の取り扱い方、その発育・発達過程を学習する。
子どもに対する接し方のみならず、保護者から情報を的確に聴取し、症状と所見を正しく捉える能力を養う。
小児の病状の急激な悪化、あるいは緊急処置に対応できる能力を習得する。
こどもの健全な発育を支援するために、小児科および小児科医に求められる役割を理解し、すべての医師が共に実践できる能力を養う。
◆ 小児科研修指導医師
上谷良行
:救急医療室、研修指導責任者
小阪嘉之
:血液腫瘍科
鄭 輝男
:循環器内科
三好麻里
:免疫アレルギー科
中尾秀人
:新生児科
田中亮二郎
:腎内科
郷司克巳
:代謝内分泌科
相馬 収
:脳神経内科
◆ 【選択研修 3か月コース】
「小児救急及び一般内科コース」、「新生児科コース」、「外科系選択科目コース」の3つのコースに分けて、ローテートします。
「小児救急及び一般内科コース」では、小児救急、一般内科疾患患児の診療には常時従事するが、同時に内科系各専門診療科をローテートします。
10週間は内科系研修とし、残り2週間を外科系から選択できます。
小児救急及び一般内科
新生児科
外科系選択科
免疫アレルギー 代謝内分泌科 脳神経内科
血液腫瘍科
循環器内科
3週間
2週間
◆ 選択研修 6か月コース
「小児救急及び一般内科コース」、「新生児科コース」、「外科系選択科目コース」の3つのコースをローテートします。
20週間は内科系研修とし、残り4週間を外科系から選択できます。
4週間
8週間
◆ 外科系選択プログラム
4週間で、1診療科または2診療科を選択できます。
A)
一般外科 (期間:2週間、指導責任者:高見澤 滋)
<研修内容>
1)
小児外科疾患の診断:シニアレジデントの指導のもとに代表的な小児外科疾患(そけいヘルニア、肥厚性幽門狭窄症、腸重積など)の診断法を研修する。
2)
小児外科疾患のプライマリーケア:代表的な小児外科疾患の初期治療(そけいヘルニア嵌頓整復、腸重積注腸整復、外傷処置など)を研修する。
3)
術前、術後管理:新生児疾患、鎖肛、ヒルシュスプルング病、横隔膜ヘルニアなどの術前、術後管理を研修する。
4)
手術:腹部手術、胸部手術の第3助手、そけいヘルニアなど小手術の第2助手をつとめる。
5)
外傷、救急疾患:上級医師の指導のもと、プライマリーケアを行う。
B)
麻酔科 (指導責任者:香川 哲郎)
小児手術患者の麻酔管理、周術期管理を通して、気管内挿管などの基本的手技と全身管理法の習得を目指す。
手技の習得:バッグとマスクによる気道確保、気管内挿管、エアウエイやラリンジアルマスクの挿入、静脈路確保、胃管挿入などを習得する。
全身管理法の習得:周術期呼吸管理、循環管理、輸液管理、体温管理、手術前の全身管理、術後疼痛管理などを習得する。
ME機器の使用法の習得:人工呼吸器、麻酔機、輸液ポンプ、患者監視装置、血液ガス測定装置などの使用を習得する。
C)
放射線科 (指導責任者:金川 公夫)
読影方法や検査手技を習得し、画像診断の重要性や利点、限界を学ぶ。
◆ 小児科臨床研修評価表
最低限身につけるべき項目である。
1. 一般目標
小児、特に新生児、乳児に不安を与えないように対応できる
保護者から発病の状況、経過、患者の成育歴、予防接種、既往歴を要領よく聴取できる
保護者に対して指導医と共に適切に症状を説明し、療養の指導が出来る
2. 診察
小児の正常な身体発育、精神発達が理解できる
小児の年齢差、性差による特徴を理解できる
顔貌の視診にて栄養状態を判断し、発熱、咳、呼吸困難、チアノーゼ、脱水の有無を確認できる
乳幼児の咽頭の視診が出来る
発疹のある児ではその所見を述べることができ、頻度の高い疾患(麻疹、風疹、突発性発疹など)の鑑別が出来る
6)
下痢便の性状の説明ができ、鑑別診断が出来る
7)
嘔吐や腹痛のある児では重大な腹部所見の有無を把握できる
8)
咳のある児では咳の出方から呼吸困難の有無を説明できる
9)
痙攣、意識障害のある患児で、髄膜炎症状、脳圧亢進症状と脳浮腫状態の把握が出来る
10)
新生児の正確な身体所見が把握できる
3. 手技
指導者の下で採血、静脈確保が出来る
指導者の下で輸液、輸血が出来る
指導者の下で導尿が出来る
指導者の下で高圧浣腸が出来る
指導者の下で胃洗浄が出来る
指導者の下で脊椎穿刺が出来る
4. 薬物療法
小児の年齢区分の薬用量を理解し、一般薬剤の処方が出来る
乳幼児に対する薬剤の服用、使用について看護師に指示し、保護者を指導できる
年齢、疾患に応じて輸液の種類、量を決定できる
指導者の下で新生児の薬物、輸液療法が出来る
5. 小児の救急
喘息発作の応急処置が出来る
脱水症状の応急処置が出来る
痙攣の応急処置が出来る
指導者の下で腸重積症を診断し、注腸造影で整復が出来る。また保存的療法の限界を知る
酸素療法ができる
人工呼吸、心マッサージなどの蘇生が出来る
指導者の下で新生児仮死の蘇生が出来る
新生児の状態の安定化を図り、専門医に送ることが出来る