小児は眼に異常が生じても、訴えが遅れたり曖昧であったりすることが多いため、病気の発見や診断が遅れる傾向にあります。特に片眼の異常では全く症状を訴 えず、生活態度からも周囲の人間に気づかれることなく過ごす結果、深刻な病状に至ってしまう場合も少なくありません。お子さまの発する軽微なサインを見逃 さず、出来るだけ早期に異常を異常として捉えることが大切です。
小児、特に小さな患児の場合、視力や視野、眼圧といった検査が難しいことがあります。当科では小児の検査に特化した検査機器を備え、視覚発達の程度や異常の有無を正しく評価出来る様にしています。
小児は視力や両眼で見る力などの視機能が発達する途上にあります。例えば、生まれた直後の視力は0.02程度とされていて、生後の適切な視覚条件、環境の中 で成長する結果、3歳頃に1.0に達します。生まれつき目に異常があったり、成長期に病気が生じたりすると、視機能の発達が妨げられ、良好な視力が得られ ないことになります。また、成人の病気と違って、治療によって病気が治ってもすぐに良好な視力が得られるとは限りません。病気の治療後も遅れた視力を回復 させる、すなわち成長を軌道に戻すために眼鏡の装用や弱視訓練などが必要になります。
午前 | 9:00~12:00 | 午後 | 13:00~17:00※ |
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※受付は診療終了時間の30分前までにお願いします。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 外来 野村 他2名 |
手術 |
外来 野村 他2名 |
外来 野村 他2名 |
手術 |
午後 | 手術 |
専門外来 野村 他3名 |
専門外来 野村 他3名 |
専門外来 野村 他3名 |
手術 |
神戸大学医学部・昭和61年卒・医学博士
日本眼科学会指導医
日本眼科学会専門医
神戸大学眼科臨床教授
日本小児眼科学会理事
網膜芽細胞腫全国登録委員
関西医科大学・平成24年卒
日本眼科学会専門医
高知大学医学部・平成25年卒
日本眼科学会専門医
神戸大学医学部・平成29年卒
視能訓練士5名が視力検査、視野検査、斜視検査、弱視訓練、OCT撮影などを担当
連絡先 | 連絡先:兵庫県立こども病院 眼科 住所:〒650-0047 神戸市中央区港島南町1丁目6-7 電話(078) 945-7300(代表) 手術に関することは、各診療科窓口 日帰り手術当日の体調・麻酔に関することは、麻酔科 |
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