病院概要
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基本理念
周産期・小児医療の総合施設として、母とこどもの高度専門医療を通じて、
親と地域社会と一体になってこどもたちの健やかな成長を目指します。
基本方針
- 患者の権利を尊重した医療の実践
- 安全・安心と信頼の医療の遂行
- 高度に専門化されたチーム医療の推進
- 地域の医療・保健・福祉・教育機関との連携
- 親とこどもが一体となった治療の推進
- こどもへの愛とまことに満ちた医療人の育成
- 医療ボランティアとの協調による患者サービスの向上
- 継続的な高度専門医療提供のための経営の効率化
予想していない事態により緊急に医療処置(輸血含む)が
必要となった場合の兵庫県立こども病院の対応方針について
<兵庫県立こども病院の最優先方針>
「患者様を生命と身体の危機から守る」ことを最優先に医療を行います
よって兵庫県立こども病院においては、
予想していない事態によって患者様の生命に危険がおよぶ状況が発生した場合は、
以下の方針で対応させていただきます。
- 患者様・保護者様・代諾者様の同意の有無にかかわらず(確認ができていない場合を含む)、
生命の危険を回避するための緊急の医療処置(輸血を含む)を最優先して行います。
この方針にご納得いただけない場合は、他院での治療をお勧めいたします。
- あなたはひとりの人間として尊重され、おもいやりのある医療を受ける権利があります。
- あなたとご家族は、理解しやすい言葉や方法で十分な説明と情報を得て、治療計画に参加する権利があります。
- あなたとご家族には、治療方針について同意や拒否する権利及びセカンドオピニオンを受ける権利があります。
- あなたとご家族のプライバシーは守られます。
医療処置(輸血含む)・検査の「同意」を拒否される場合の
兵庫県立こども病院の対応方針
- 「患者様を生命と身体の危機から守る」ことを最優先に医療を行います
<生命・身体に危険がおよぶ状態ではない時>
● 当院で代わりの医療処置・検査が可能か検討します
可能 →代わりの医療処置・検査を行います。
不可能→セカンドオピニオンを含めた他院への受診(転院)をお勧め致します。
<医療処置(輸血含む)を行わないと生命・身体に危険がおよぶ状態である時>
● 当院で代わりの医療処置が不可能な場合
他院への受診(転院)をお勧めいたします
● 当院で代わりの医療処置が不可能で他院への受診(転院)も難しい場合
1) 18歳以上で意思表示が可能な場合
生命の危険が迫ったときは、本人の同意がなくても救命措置を行うことを理解いただいたうえで入院していただきます。本人の理解が得られない場合は当院での入院治療は行えません。
2) 15歳以上18歳未満で意思表示が可能な場合
代諾者の同意なし*→本人の同意があれば医療行為を実施します
本人の同意なし→代諾者の同意があれば医療行為を実施します
両者の同意なし→医療ネグレクトとしての対応*の検討に入ります
3) 15歳未満および15歳以上で意思表示が難しい場合
代諾者の同意なし→医療ネグレクトとしての対応の検討に入ります
*代諾者
親権者や監護者等、患者様の代わりに説明を受け承諾する方をさします
*医療ネグレクトとしての対応の検討とは
①担当科・担当医は院内の該当委員会に諮ります
②委員会で医療ネグレクト相当かという検討を行います
③委員会で医療ネグレクト相当と判断されれば、病院として児童相談所(判断能力が認められない18歳以上の方は市町村)に通告いたします
④児童相談所の調査を受けて、最終的には家庭裁判所の判断に従うことになります。
患者・医療者パートナーシップ
みなさまと私たちがお互いを尊重しあい、良質な医療を実現していけるよう次のことにご協力ください。
- 病気について理解し、安心して医療が受けられるよう。今までの経過・病状の変化や 問題について詳しく正確にお知らせください。
- 病院のきまりや約束ごとをお守りください。