検査部
- inspection unit -
検査部門の紹介
かけがえのないこどもたちの「いのち」を守り、健全な発育を促進するために、検査部は検査データの発信基地として、365日24時間、正確で迅速に診療現場に報告できる体制を取っています。
また検査データは患者さんの状態を知る上で大変重要です。常に検査の知識や技術の研鑽に励み、信頼される良質なデータの提供に取り組んでいます。
こどもは採血が難しいため、少ない血液で必要な検査ができるように努力しています。
超音波検査士、細胞検査士、認定輸血検査技師、認定血液検査技師、認定骨髄検査技師、日本糖尿病療養指導士等、各種学会認定資格を取得した技師を配置しています。
ISO 15189について
こども病院の検査部は2021年1月、ISO 15189の認定を取得しました。ISO 15189とは臨床検査に特化した国際規格であり、日本国内では日本適合性認定協会によって審査が行われます。兵庫県立こども病院は、小児専門施設としては全国で3施設目の認定取得となりました。患者さんに良質な医療を提供するためには、精度の高い検査データは欠かせません。高度で専門的な小児医療のために、また小児がん拠点病院、がんゲノム医療連携病院の検査部として、今後も品質マネジメントシステムの維持向上に努めたいと考えています。
検査後の残余検体について
検査部では、患者様の血液や尿などの検体を用いていろいろな検査をしています。検査後の検体は、通常は破棄しますが、その一部を精度管理、品質管理および教育など、医療の質の向上のために使用させていただきます。残余検体を使用するため、通常の検査のための採血量が増えることはありませんし、費用負担もありません。使用の際は、匿名化するため個人情報が漏れることはありません。
この残余検体の使用を拒否される方は、下記までご連絡ください。ご連絡いただいた方の検体は使用いたしません。なお、このことによって不利益を被ることはありません。ご連絡のない場合は、ご了承いただいたものと判断し使用させていただきます。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
連絡先:兵庫県立こども病院 検査技師長
神戸市中央区港島南町1-6-7
078-945-7300