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各部門

検査部

- inspection unit -

生理検査

心臓は全身に血液を巡らせるポンプの働きをしています。このポンプが規則正しくリズムを刻んでいるか調べる心電図検査、運動することでリズムに乱れがないかを調べるトレッドミル検査、心臓の構造やポンプ機能を調べる心臓超音波検査などを行い、心臓の状態を調べます。
そのほか、脳の活動状態を調べる脳波検査、耳の聞こえや、目の見えを音や光で刺激しその反応を脳の活動で調べる誘発電位検査、手足の指を動かす神経の状態を調べる神経伝導速度検査、一回最大呼吸量を調べる肺機能検査、睡眠中の呼吸状態を調べる簡易睡眠時無呼吸検査などを行っています。
乳幼児の患者さんには主治医の判断により眠剤を飲んでいただき、眠った状態で検査する場合があります。質問などございましたら、お気軽に声をおかけください。

  • 心電図検査

  • トレッドミル検査


  • 心臓超音波検査

  • 脳波検査


  • ABR検査

  • VEP検査


微生物検査

感染症が疑われる患者より採取した喀痰や尿、便、血液などから感染症を引き起こす細菌の有無を調べます。病原性の高い細菌が見つかった場合は細菌の種類を決める同定検査と、細菌に対して有効な薬剤を調べる薬剤感受性試験を実施します。 検査は以下の手順で実施しています。

1. 塗抹検査

スライドガラスに検体を塗り、グラム染色という染色方法を行い標本作製します。 顕微鏡を用いて標本を観察し、色や形状などから微生物の種類を大きく分類します。

2. 培養検査

様々な種類の「培地」と呼ばれるものに検体を塗り、細菌を培養して増殖させます。 大多数の細菌が増殖できる非選択培地と、目的の細菌のみ増殖できる選択培地を組み合わせることにより、種類の異なる細菌を分離することが出来ます。

3. 同定・薬剤感受性検査

培養した細菌の生化学的性状により、細菌名を確定することを同定検査と呼びます。また、同定された細菌に対して有効な薬剤を調べる検査を薬剤感受性検査と呼びます。当院では主に写真に示す全自動細菌分析装置を用いて同定・薬剤感受性検査を行っています。

  • 全自動細菌分析装置

  • 血液培養自動分析装置


病理検査

病理組織検査
手術や生検によって採取された組織を特殊な処理をして3μm程の厚さに切り、その薄く切った切片を染色液で染め、顕微鏡で組織を観察し病理医が診断するための標本を作っています。
検体の部位や疾患により、特殊な染色を行います。
また手術中にすぐ結果を報告する術中迅速検査も行っています。

  • 自動染色装置

  • 凍結切片作成装置


細胞診検査
胸水・腹水などの体腔液や髄液を遠心して細胞を集め、スライドガラスに塗抹して染色液で染め、それを顕微鏡で観察して異常な細胞がないかを調べる検査を行っています。

  • 生化学一般検査
  • 血液輸血検査
  • 遺伝子検査

  • 生理検査
  • 微生物検査
  • 病理検査