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各部門

放射線部

- radiation part -

CT検査

CT検査は、エックス線の透過性を利用して体の様子をコンピュータで処理して画像化することができます。得られる画像は、体を輪切りにする断層写真が基本となります。後処理で得られる様々な方向の画像や、3D画像などの画像情報により画像診断に大変有用な検査です。
平成23年10月に更新された東芝製 Aquilion Premiumでは、最短0.35秒で画像を撮影することができるようになりました。動きに強くなり呼吸停止が難しい場合でも、広範囲の検査が可能です。検査室内の壁、床や装置本体には、動物のイラストを貼り付けて、アメニティの環境作りに注力しています。また、検査を受けながらDVD鑑賞も可能です。


検査に関するお願い

検査時間は検査内容に異なりますが、約10~20分程度要します。検査中に体が動いてしまうと検査ができないことがあるため、睡眠状態で検査することがあります。

CT検査では、エックス線による被曝がありますが、当院ではエックス線量を患児に合わせて少なくなるよう努めています。

CT検査は写真をとる部位に金属がついていなければ、服を着たままでも検査ができます。

MR検査

MRI検査は放射線による被曝がなく大きな磁力を持った電磁石を利用して、病巣の位置や大きさを正確に画像化することができます。
検査時間は検査内容に異なりますが、約20~60分程度要します。検査中に体が動いてしまうと検査ができないこともあるため、じっとする必要があります。当院MR検査では、患者様または、ご家族の同意の下で約60%の患者様が薬剤による催眠剤を投与して眠った状態で検査を実施しています。
当院では1.5T装置と3.0T装置の二台で撮影を行っております。新たに更新した3.0T装置では以前の装置よりトンネルが約10cm大きく、開放感があるので圧迫感が減りました。撮影室自体も明るく可愛らしく改装し、検査への恐怖心などを軽減するよう努めております。


検査に関するお願い

来院していただく時間は、使用する催眠剤の種類により、検査予約時間と大きく異なります(30~90分)ので、検査予約時には、必ずご確認いただきますようお願いします。

睡眠剤は、睡眠不足ぎみで使用する方が効果的ですので、検査前日の睡眠時間を短くして、来院して頂きますようお願いします。

検査を受けるにあたっては、金属類をすべて取り外し検査室に持ち込まないようお願いします。
金属類の持ち込みは磁力により激しい勢いで引きつけられ、人体や装置を傷つけることがあります。

血管造影検査(AG)について

カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入して、その先端はX線透視を用いながら安全に心臓や脳の近くへ選択的に進めていきます。そして、造影剤を注入しながら高速で連続撮影することにより血管や臓器の形態を画像化する検査です。

IVR(インターベンショナルラジオロジー)について

X線透視を使用してカテーテルを用いる治療方法で、外科手術のように体を切らずに臓器や血管の治療ができるため、患者様の体への負担が圧倒的に少ないという特徴を持った画期的な方法です。具体的には、狭くなった血管や弁を風船(バルーン)や網状の金属筒(ステント)で拡げることにより血流を良くしたり、異常血管や遺残血管にコイル状の金属を挿入することにより血流を止める等の治療を行っています。


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